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黒田 貴絵さん(2022年卒)
高等学校教諭一種免許(福祉)取得【長崎県】
長崎県立大村城南高等学校福祉科
Message 01 いくつになっても学ぶことはできます。
私は高校時代に福祉・介護の勉強をし介護福祉士を取得しました。その中で、「福祉・介護の仕事は人生の最後に携わることが出来る誇りある仕事だ」という恩師の言葉で福祉の仕事に対する印象が大きく変わりました。訪問介護の仕事に携わる中でそのことを強く実感し、私も恩師のように高校生に福祉、介護の仕事の素晴らしさ、誇りを伝えたいと思い高校の教員免許を取得するため本学に進学しました。
仕事を続けながら自身の夢に近づけることが、通信制で学ぶメリットだと考えます。現場を経験しながら机上の論理を学ぶことで、実践にすぐ生かすことが出来ました。また、「働きながら夢を追う」という同じような立場の人と出会い、意見交換できることも自身の励みになりました。
九州医療科学大学(旧九州保健福祉大学)で一番に実感したのは、「いくつになっても学んでいいのだ」という事です。スクーリングで出会った方のなかには、幅広い年代の方や様々な立場の方がいました。学ぶこと(夢を追うこと)は何歳からでも可能であることを感じました。
私は現在高校で教員として働いています。教育現場でも福祉の考え方が多く採用されており、本校で学んだことを活かして生徒一人ひとりの背景、生活を考え日々生徒と向き合うことが出来ています。今後は、福祉の勉強をして感じた「人と関わる大切さ」を生徒に伝えられる教師になりたいと考えています。
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坂元 七重さん(2020年卒)
社会福祉士【宮崎県】
Message 02
サポートが手厚く、通信でも不安なく
福祉を学ぶことができます。
数年前に母が心の病を発症し、私達家族の生活は一変しました。病との戦いの日々は母や私達家族にとって過酷なものでしたが、病院のソーシャルワーカーさんが母や私達家族の心に寄り添いサポートをしてくれたことで、私達は病と向き合い前を向けるようになりました。そのワーカーさんの姿をみて、私も同じ経験をされている人達の力になりたいと思い九州医療科学大学(旧九州保健福祉大学)通信教育部へ進学しました。
仕事と家族の介護と勉強の両立は大変でしたが、スクーリングは主に週末に開講なので、仕事への負担が少なく通学することができ、先生方や事務局の方々のサポートも手厚く、通信でもしっかりと不安なく福祉を学ぶことができました。
また共に同じ目標に向かう同志に出会えること、これが九保大で得た何よりの宝だと思います。
私は今、福祉用具貸与事業所で「福祉用具専門相談員」として働いています。福祉用具専門相談員の仕事はご利用者の気持ちや人生背景を理解できることがとても大切です。
ご利用者とのラポール形式を図る上で、大学で学んだソーシャルワークの知識や技術、またその視点がとても役立っています。
学ぶのに年齢は関係ありません。「学びたい」そう思ったときがあなたのスタートラインだと思います。
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森高 尚子さん(2022年卒)
社会福祉協議会【宮崎県】
Message 03 あきらめずに一歩踏み出すこと
子どものPTA活動等を通じて地域福祉の大切さを感じていました。年齢を重ねる内に、何かしっかり資格を持って働きたいという思いが出てきた時に「ソーシャルワーカー」という職業があり、通信教育で資格が取得出来るのを聞きました。自分に出来るのかという思いと、行動しなければ何も始まらないという思いとで迷いましたが、大学から勉強の進め方等詳しく丁寧に教えていただき入学を決めることが出来ました。
学習内容が身に付いているのか不安だったり、国家試験受験前には勉強と仕事との両立が大変でしたが、やはり仕事をしながら自分のペースで学ぶことができたのは通信教育のメリットだと思います。
現在は実習で学ばせていただいた社会福祉協議会に包括化推進員として勤務し、重層的支援体制整備事業に携わっています。周りの職員のみなさまに支えられ学びの毎日ですが、大学で学習したことや、実習中に改めて自分自身について考える時間を持ったことが、相談者の方との面談の場面で活かされていると感じます。今後は、精神保健福祉士の資格にもチャレンジして、しっかりと寄り添い役に立てる支援が出来るようになりたいと思っています。
仕事や年齢、日常を変えるというハードルで、思いを諦めてしまうことがあると思います。私が卒業、国家試験合格をすることが出来たのは諦めなかったこと、そしてまず一歩踏み出してみたことだと思います。諦めず、「なりたい自分」を叶えていただきたいです。